製作工程
-
木地
木を組む・削る
杉・ヒバ・松などの素材を使って本体の木地を作ります。
道具、工具を使いながらも最後の調整はやはり手作業です。 -
彫刻
木を彫る・刻む
木の中からかたちが現れてきます。
あとで、塗って金箔を押すので、その部分だけ深く彫るとか、小刀は良く研いで調整しておきます。 -
宮殿
木を使って宮殿(くうでん)を造る。
小さな、升目で作られた格子を組み上げて宮殿が造られます。
川辺仏壇の場合、竹の串を外すと分解できるのが特徴です。 -
金具
金属を曲げる・叩く・切り出す。
とんとんと小気味良く、かなづちの音が響きます。
銅板の上にタガネを当て、文様を打ち出します。 -
蒔絵
絵を描く
漆を塗った上に、うるしで下絵を描き、金粉・青貝などで仕上げます。
漆の乾燥状態を見ながら、金粉を蒔く頃合いが微妙だそうです。 -
塗り
漆を塗る
良質の天然の漆を使い、ゴミが入らぬように塗っていきます。
漆を塗る刷毛は、女性の髪の毛でできているとか。 -
仕上
金箔を貼る・組み上げる
金箔を貼り、部材がそろったら組み立てです。
キズをつけないように慎重に組み立てがおこなわれます。